Halloween’s Party
vol.4 ドラゴン
ドラゴンには世界中にたくさんの仲間がいて、姿や性格も棲む場所によって違っているが、大きく分けて、巨大なトカゲのような姿のドラゴンと、巨大なヘビのような姿のドラゴンの二つに分かれる。トカゲ型のドラゴンは西洋に多く、ヘビ型は東洋に多い。ここで紹介するのは西洋のトカゲ型のドラゴンで、そのほとんどが、人里から離れた沼や湖や洞くつに棲んでいたという。
イギリスやヨーロッパでは、人間をおそって食べてしまう怪物として、昔から恐れられていて、ドラゴンによって一つの村がメチャクチャにされたとか、一度にたくさんの人間たちが襲われたという話や、暴れ狂うドラゴンと中世の騎士たちとの、はげしい戦いの伝説が数多く残っている。
西洋のドラゴンの多くは、以下のような性質を持っている。鋭いかぎ爪の付いた四本の足を持ち、口には鉄の歯が並んでる。体は硬くて厚い大トカゲのような皮ふか、丈夫なウロコで覆われている。 先端に毒を含む長い尾を持ち、 コウモリのような羽根で自由に空を飛ぶことができる。 体の中で発生させたガスをいきおいよくふき出し、口の中でおこした花火を引火させて炎をはき出すことができる。また、毒の息を吐き出すこともできる。
さらに、ドラゴンの血には不思議な効力があるといわれていて、たとえば現在の除草剤のように、ドラゴンの血が飛びちった場所は、その後ずっと草木が生えないという。また、その血で作った薬を人間が飲むと、不死身になるといわれている。
大半のドラゴンはこういった性質を持っているが、中には例外のものもいて、 イギリスのワイバーンや、ドイツのリンドブルムと呼ばれるドラゴンは二本足である。また、羽根があっても体が大きすぎて飛べないドラゴンもいるらしい。
© Sakoyan 1999 - 2008