ワルキューレ
ワルキューレ
ブライアン・シンガー監督、トム・クルーズ主演による、ヒットラー暗殺計画を描いた映画。1944年に実際に起きた事件を描いており、トム・クルーズは、敵機の襲撃で片目と片腕を失った実在のドイツ軍将校を演じている。
冒頭の敵機襲撃シーン以外は、派手な戦闘シーンはあまり無いから、戦争アクションを期待して見る人には、ちょっとがっかりする映画かもしれない。しかし、サスペンス映画好きの私には、結構楽しめた。トム・クルーズの軍服姿に微妙に違和感を持ってしまったものの、気にするほどではなかったから、全体的に良かった。欲を言えば、サスペンス色をもう少し強く出してほしかったが、実話だから、まあしかたがないか。
ブライアン・シンガー監督といえば、「ユージュアル・サスペクツ」をサスペンス映画の傑作に推す人が多い。私もその一人だから、監督の新作には、ついついサスペンス演出を期待してしまう。次回作はジャックと豆の木をモチーフにした映画らしいが、一体どんなものになるのだろう。ブライアン・シンガー監督には、できれば、もうサスペンス映画だけを撮り続けてくれ、と言いたい。
原題●Valkyrie
公開●2008年 (アメリカ)
監督●ブライアン・シンガー
脚本●クリストファー・マッカリー
ネイサン・アレクサンダー
出演●トム・クルーズ
ケネス・ブラナー
カリス・ハァン・ハウテン
クリスチャン・ベイル
関連映画
ユージュアル・サスペクツ
(1995年アメリカ)
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