レッドクリフ part1
レッドクリフ part1
四年前の元旦、映画好きの知人たちと集まって、劇場でこの映画を見た。その一年前にも同じメンバーで映画を鑑賞したのだが、その時、織田裕二版の「椿三十郎」を推して大ひんしゅくをかってしまった知人の一人が、今度は絶対に面白いからと、「レッドクリフ」を推した。確かに「レッドクリフ」は、黒澤版を何もかもそっくりそのまんまリメイクした「椿三十郎」よりは、だいぶ面白かったので、鑑賞後はみんな満足だった。
私は三国志にはそれほど詳しくないし、ジョン・ウー監督の過去の作品において、スロー映像を多用する手法がなかなかなじめなくて、ちょっとどうかな? と思っていたのだが、予想外に十分楽しめた。
日本の俳優陣もがんばっていたし、合戦シーンもとても迫力があった。こんな迫力のある映像で、桶狭間や関ヶ原の合戦シーンを描いた日本映画を、いつの日か見てみたいものだと思った。
それからこの映画のもう一つの見所は、なんといっても小喬役のリン・チーリン。その美しさは、とにかく際立っていた。
この映画の公開後、リン・チーリンの出演しているCMを、いろいろ見るようになった。現在でもいくつかのCMでお目にかかるが、美貌ぶりはまったく変わらない。
「アミコラ、アミコラ~」
彼女の姿がテレビで流れるたびに、私を含めた何百万人の男たちが、うっとりと見とれているに違いない。
原題●赤壁 (英題=Red Cliff Part I)
公開●2008年 (中国、香港、日本、アメリカ、韓国)
監督●ジョン・ウー
脚本●ジョン・ウー チェン・ハン
シェン・ホーユー コー・ジェン
出演●トニー・レオン 金城武
中村獅童 チャン・フォンイー
チャン・チェン リン・チーリン
ビッキー・チャオ
関連映画
椿三十郎 (1962年)
ブルーレイ版
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