アバター
アバター
『アバター』は評判の良いIMAX劇場で鑑賞した。
劇場の3D映像は、昔、ディズニーランドで見た『キャプテンEO』以来だったし、通常方式の劇場では3D映画はまだ体験したことがなかったので、IMAX方式がどれくらい優れているのか解らなかったが、想像していたよりは画面が鮮明だったし、「飛び出す」より、
「奥行き」感の映像が素晴らしくて感動した。
ロジャー・ディーンのイラストの世界を再現したようなパンドラの風景が、じつに見事で幾度も見とれてしまった。
緻密に描かれた架空の生き物や植物群、
それらが立体映像で目の前に広がっているのだから、
感動しないわけがない。
キャメロン監督が3Dにこだわったわけが良く解った。
ストーリー、アクションシーンとも完璧の面白さで、プラス300円とはいえ、これで他の映画とほぼ同じ料金だから、ちょっと得した気分にさえなってしまった。これなら二度見ても損は無い。
『タイタニック』を見て感動した日のことを
今でもよく覚えているが、『アバター』はそれ以上に感動した。
鑑賞したこの日は、たぶん、一生忘れないと思う。
『アバター』のブルーレイ3Dソフトは、これまであるメーカーのテレビやブルーレイレコーダーの購入者にのみに配布されていたため、長らく市販化されていなかったが、 劇場公開からだいぶ経った先日、ようやく一般販売が解禁になった。
販売促進のための、メーカーの大ヒット映画の囲い込みはよくあることだが、『アバター』の場合は、最初からオープンにするべきだったのではないかと思う。販促のための囲い込みが、返って消費者の購入意欲を削いだように思えてしかたがない。もっと前に市販されていたら、家電業界は大いに盛り上がっていたに違いない。
原題●Avatar
公開●2009年 (アメリカ)
監督●ジェームズ・キャメロン
脚本●ジェームズ・キャメロン
出演●サム・ワーシントン
シガニー・ウィーバー
ゾーイ・サルダナ
ミシェル・ロドリゲス
スティーヴン・ラング
関連映画
タイタニック3D
(1997年、2012年アメリカ)
3Dブルーレイ版
3Dブルーレイ版
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