ホルテンさんのはじめての冒険
2007年のノルウェー映画。
急行列車の運転手として長年働いていた
まじめなホルテンという名の男が、定年退職を迎えた最後の日に、乗務予定だった列車に乗り遅れてしまった。
ホルテンは逃げるように駅を後にするが、そこから、
少しずつタイミングがずれ始め、予期せぬ人々との出会いが
次々とやってくる。といったストーリー。
ジャケットでホルテンさんが抱えている犬が、
それほど活躍しないのはちょっと残念だが、
淡々と静かに時間が進んで行くあたりは、前に見た
「迷子の警察音楽隊」のようで、とても雰囲気が良かった。
随所にユーモアを散りばめてはいるが、
同時に切なさも感じさせる不思議な魅力がある映画。
北欧の町の様子や、生活習慣を知ることが出来るのも面白い。
冒頭、終点駅の町が、なんとなく長崎の町並みに似ていて、親しみを感じた。それから、日本のある企業名が、ノルウェーの人たちにはスウェーデン語に聞こえるらしい、っていうのも面白かった。
原題●O'horten
公開●2007年 (ノルウェー)
監督●ベント・ハーメル
脚本●ベント・ハーメル
出演●ボード・オーベ
ギタ・ナービュ
ジャン・レノ
ビョルン・フローバルグ
映画感SHOW
