ボリューム・ワン
ボリューム・ワン
1949年から1960年までのR&Bやオールディーズナンバー5曲を、
セッショングループ、ハニー・ドリッパーズが
カバーしたミニアルバム。1984年の作品。
元ロック少年のおやじたちなら、その名を聞いただけで思わず
正座してしまいそうなメンバーによるセッション。
ヴォーカルにロバート・プラント、ギターにはジミー・ペイジと
ジェフ・ベック、それからこの後にアーティストとしてよりも
プロデューサーとして活躍するナイル・ロジャースが、やはりギターとして参加している。
このアルバムが発売された時には、ツェッペリン復活か!? と、
期待したものだが、ツェッペリン・サウンドとはかけ離れたものだったし、収録はたったの5曲で、
ちょっとがっかりしたのを覚えている。
それでも「ボリューム・ワン」というタイトルだから、
セカンド以降に期待していたら、結局この一枚きりの
貴重なセッション・アルバムとなってしまった。
だけど、聞いているうちにやがて好きになっていったアルバム。
特に「シー・オブ・ラブ」は素晴らしい。
十数年前、シティボーイズの斉木しげる名人が司会していた
テレビ東京の「今夜も千両箱」という番組内で、ハワイ旅行の紹介VTRの時にこの曲がバックに毎回流れていた。ホテルの支配人の「ガンバッテ、クダサーイ」
というセリフを思い出してしまった。
それはともかく、ほかの4曲もいい。オリジナルは聞いたことがないが、どの曲もロバート・プラントが自分の曲のように、
ムードたっぷりに唄っている。酒の肴がわりに聞くのもいい。
音楽ちゃんぽん
ハニー・ドリッパーズ
オリジナルLP=1984年リリース
曲目
1. アイ・ゲット・ア・スリル
2. シー・オブ・ラヴ
3. アイ・ガット・ア・ウーマン
4. ヤング・ボーイ・ブルース
5. ロッキン・アット・ミッドナイト