バーバー吉野
もたいまさこが演じるキャラって、
どれも、なんか不思議な魅力がある。
「ALWAYS 三丁目の夕日」のタバコ屋の江戸っ子おばさんは
板についていたし、「かもめ食堂」の鞄を待つおばさんの、
とぼけた感じは絶妙だった。「それでもボクはやってない」の、
主人公の母親役も良かった。
そういえば、映画版「ネコナデ」にチラッと出ていた詐欺おばさんには、大笑いさせられた。
これは、そんなもたいまさこが主演の映画。
「かもめ食堂」の荻上直子監督の劇場デビュー作でもある。
ある田舎町、そこには、小学生の男の子は「吉野刈り」という、
おかっぱ頭にしなければならないおかしな風習があった。
子供たちも皆、「バーバー吉野」のおばさんに
「吉野刈り」にしてもらうのが当たり前のことだと思っていた。
そんなある日、都会から転校生がやって来て
「そんな変な髪型はぜったい嫌だ！」と言い出し始めた…。
というストーリー。
もたいまさこはもちろん「バーバー吉野」のおばさん役。
もう、この人しか適役はいないっていうくらいハマっている。
公開●2003年 (日本)
監督●萩上直子
脚本●萩上直子
出演●もたいまさこ
米田良 大川翔太
村松諒 宮尾真之介
石田法嗣 浅野和之
桜井センリ
関連映画
ALWAYS 三丁目の夕日
(2005年日本)
かもめ食堂
(2006年日本)
ネコナデ 劇場版
(2008年日本)
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