地球が静止する日
地球が静止する日
「地球が静止する日」を見た。
キアヌ・リーブス主演、1951年の古典SF映画のリメイク。
何よりも、ジェニファー・コネリー出演作ということで
期待していたのだが、…うーん。
ファンとしてひいき目に見たから、それなりに楽しめたのだが、
選りすぐりの高級食材を集めて、
お通しだけを作ってみました…みたいな感じで、
後半は物足りなさを感じてしまった。
全人類の危機のはずなのに、そこいら辺の町の危機に思えたのは
ちょっと残念…。リメイクするなら「宇宙戦争」や、
ちょっと古いが「遊星からの物体X」の時のような、
オリジナルを越える目新しいシーンがもっと欲しかった。
それに見所のはずのシーンが、
実はCMで散々見せられていたものだったので、
せっかくの楽しみを奪われてしまったような気がした。
確かにあのシーンを売りにしたいのは解るが、CMでの使用は、
この映画の場合は逆効果だったような気がする。
出演作に恵まれてきたと思っていたジェニファー・コネリーだが、再び、いまいちぱっとしない映画路線に戻ってしまいそうで、心配でならない。
…まあオスカー女優だから、まったく心配無用だとは思うが。
原題●The Day the Earth Stood Still
公開●2008年 (アメリカ)
監督●スコット・デリクソン
脚本●ライン・ダグラス・ピアソン
デヴィッド・スカルパ
出演●キアヌ・リーブズ
ジェニファー・コネリー
ジェイデン・スミス
キャシー・ベイツ
関連映画
地球の静止する日
(1951年アメリカ)
宇宙戦争
(2005年アメリカ)
遊星からの物体X
(1982年アメリカ)
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