招待状のないショー
招待状のないショー
初めて陽水の曲を聴いたのは、シングルの「闇夜の国から」だった。なんか良いなと思って、次にアルバムの「二色の独楽」を聴いた。なかなか良い曲が揃ってるなと思って、今度は「氷の世界」を聴いた。おお、良い曲ばっかりじゃないか! と感動して、今度は…ってな具合に、発売順を遡って聴いた。「氷の世界」が大ヒットして数年が経過していた頃。世間よりちょっと遅れて陽水の曲にどっぷりと浸っていた。
それから間もなくして、このアルバムが発売された。
吉田拓郎、小室等、泉谷しげるたちとフォーライフを設立し、そこから初めて発売された陽水のレコード。なんか、曲調が変わったように感じた。最初にこのアルバムを聴いたとき、ちょっとだけ違和感を感じた。当時、にわか陽水ファンのくせに「陽水のようで陽水じゃない」と思った。だけど、聴いているうちに、次第に惹かれていった。そのうち、「氷の世界」の次に好きなアルバムになった。
洋楽ばかりでほとんど邦楽を聴かなかった80年代、そんな時でも「氷の世界」と「招待状のないショー」は時々聴いていた。
途中でレコードからCDに代わったものの、初めて聴いた時から30年以上も、この二枚のアルバムとはもうずっと長い付き合いをしている。
関連CD
氷の世界
井上陽水
オリジナルLP=1973年リリース
音楽ちゃんぽん
井上陽水
オリジナルLP=1976年リリース
曲目
1. Good,Good-Bye
2. 招待状のないショー
3. 枕詞
4. 青空,ひとりきり
5. Summer
6. 曲り角
7. 今年は
8. 水無月の夜
9. 坂道
10. 口笛
11. I氏の結婚
12. もう…
13. 結詞