ピアノ・レッスン
久しぶりに「ピアノ・レッスン」を見た。
日本では '94年に公開された、ニュージーランド、オーストラリア、フランスによる合作映画。
これはラブ・ストーリーと言っていいのだろうか?
若干、サスペンス要素もあったりする。
主演のホリー・ハンターと、助演の子役アンナ・パキンは、
共にこの映画でアカデミー主演女優賞と助演女優賞を受賞した。
「ピアノ・レッスン」には全体的に切なさが漂っている。
だから、見てしまうと、切なくてたまらない気持ちに
なってしまうので、もう一度見たいと思っても、見るのにちょいと勇気がいったりする。だけどやっぱり見てしまう。
良い映画であるのは間違いない。
マイケル・ナイマンによる素晴らしい音楽が、
切なさを更に盛り上げ、映画の質の高さを証明している。
昔、この映画を見た後にサントラCDを買った。
音楽を聞きながら、切ないシーンを思い出し、
ため息をついていたのを思い出す。
何度見ても、この映画の切なさは変わらないから、
少なくとも、ラストは切ないままで終わらないように、
「彼女」は幸せだったと解釈するようにしている。
原題●The Piano
公開●1993年 (ニュージーランド、オーストラリア、フランス)
監督●ジェーン・カンピオン
脚本●ジェーン・カンピオン
出演●ホリー・ハンター
ハーヴェイ・カイテル
サム・ニール
アンナ・パキン
映画感SHOW
