砂と霧の家
見ていなかったジェニファー・コネリー出演作のもう一本。
この映画もとても見応えがあった。しかし、うーん…。重すぎる。
見終わった後、何とも言えない切なさを感じてしまった。
霧の発生しやすい場所、海岸近くの丘の上に建つ家。
わずかな税金の滞納により、自宅であるその家を差し押さえられ、
競売に出されることになってしまった女。
格安の値段で買ったのは、イラン系移民の元軍人の男とその家族。
元軍人の男は転売目的で家を購入したため
早速リフォームに取りかかる。
自宅を失った女は、自分に好意を抱く保安官を味方につけ、
法的手段で取り返そうとするが…、といったストーリー。
自宅を失った女キャシーを演じるのは、
もちろんジェニファー・コネリー。
元軍人の男役には「ガンジー」のベン・キングズレー。
不幸に向かって展開していくというのは、ホラーとサスペンス以外のハリウッド映画では、久しぶりに見たような気がする。
見応えがあったからもう一度見てみたいと思うが、かなりの間を
空けてからでないと、切なさが積もってしまいそうだ。
それにしてもジェニファー・コネリー、
作品に恵まれない女優だと思っていたら、いつの間にか良い映画にいっぱい出演していたんだな。
知らなかった。ファン失格です。ごめんなさい。
それからどうでもいいことだが、続けて見た映画の
ジェニファー・コネリーの役名が、二つともキャシーだったので、ちょっと混乱してしまった。
原題●House of Sand and Fog
公開●2003年 (アメリカ)
監督●ヴァデム・パールマン
脚本●ヴァデム・パールマン
ショーン・ローレンス・オットー
出演●ジェニファー・コネリー
ベン・キングズレー
フランシス・フィッシャー
ロン・エルダード
関連映画
ガンジー
(1982年イギリス、インド)
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