リトル・チルドレン
リトル・チルドレン
まだ見ていなかったジェニファー・コネリー出演作を
立て続けに見た。そのうちの一本。パッケージからは濃厚なベッドシーンを売りにしたラブストーリーかと思っていたら、
かなり違っていた。ジェニファー・コネリーのヌードシーンは
まったく無いし、それより、肝心の彼女の出番が少ない。
だけど、とても良かった。
我が子を連れて公園に集う主婦たち。
彼女たちの話題は、刑期を終えた性犯罪者ロニーと、
プロム・キング主夫ブラッドのこと。その輪の中に退屈な日々を過ごしていた主婦サラが加わる。ある出来事をきっかけに、
サラとブラッドは子供たちを連れてプールで会うようになり、
やがて深い関係になっていく。
サラ役にはケイト・ウィンスレット、ブラッド役には
パトリック・ウィルソンという人(この俳優さんの出演作は、
ほとんど見たことが無いので詳しいことは知らない)、
ジェニファー・コネリーはブラッドの妻キャシー役。
ストーリーはサラとブラッドを中心に進行していくから、
ジェニファー・コネリーの登場シーンが少ないのもしかたがない。それでも両家族のディナーシーン、キャシーのアップの表情は
素晴らしかった。…とはいえ、やっぱりこの映画の主役は
ケイト・ウィンスレット。タイタニックのローズより、
こちらのサラのほうが断然良かった。
別に彼女のファンではないが、前に見た「ホリデイ」もなかなか
面白かったし、この映画の後に公開された
「レボリューショナリー・ロード燃え尽きるまで」も、
まだ見ていないので近日中に観賞したい。
それから、この映画でもう一つ良かったのが、なんといっても
ロニーのエピソード。これがスパイスとなって、うっかりすると、
ありふれた昼メロ的映画になるところを、
上質な見応えのある映画に仕上げているように思った。
原題●Little Children
公開●2006年 (アメリカ)
監督●トッド・フィールド
脚本●トッド・フィールド トム・ペロッタ
出演●ケイト・ウィンスレット
パトリック・ウィルソン
ジェニファー・コネリー
ジャッキー・アール・ヘイリー
ノア・エメリッヒ
関連映画
ホリデイ
(2006年アメリカ)
レボリューショナリー・ロード/
燃え尽きるまで
(2008年イギリス、アメリカ)
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